成功率90%以上※の
「米国式」根管治療にも対応
1回~2回の来院で終了
次のような方、ご相談ください
✔「何カ月」も治療しているが終わりが見えない
✔「再発」を繰り返している
✔「抜歯」の宣告を受けた
✔治療は終わったが「痛み」が取れない
※出典:Ray と Trope が、1010 本の根管治療を行った歯を根管治療の質と修復の質に関して good と poor で2 分類し、治療成功(根尖 X 線透過像の有無)との関連性を調べた研究 1995 年
「再発を防ぐ」精密根管治療を実践
虫歯が進行すると歯の神経まで虫歯菌が進行します。神経まで侵されてしまうと歯の神経を除去する根管治療を行います。根管治療は治療期間が長くなったり、再発しやすい治療の1つになりますが、当院では「治療時間を短く」「再発しにくく」「抜歯をできる限り防ぐ」ことをモットーとしています。
当院の体制をご説明する前に、下記の表をご確認頂きたいと思います。
これはアメリカでの統計です。
精密な根管治療とそうでない場合の成功率を追跡したデータになります。
| 根管治療の精度 | 被せ物 | 成功率 |
---|
パターン① | ◎ | 自費 | 91.4% |
パターン② | 〇 | 自費 | 67.6% |
パターン③ | ◎ | 保険 | 44.1% |
パターン④ | △ | 保険 | 18.1% |
このデータからは、精密な根管治療を行い、自費の被せ物の治療を行った場合の成功率は91%と高く、治療の精度が低く、被せ物も保険の治療であれば、約80%以上の確立で再発するということが読み取れます。
当院では「保険・自費」の根管治療の両方を行っています。
保険という理由で中途半端な治療は致しません。
しかし、自費治療だからこそ利用できる材料もあり、成功率も高まります。
まずはお口の状態を把握し、あなたにあった複数の治療法をご提案いたします。
さて、当院で行う根管治療の特徴を次節からご紹介します。
テーマは「精密」「無菌」です。
「精密」な根管治療を目指して
当院が行う根管治療は、「精密」と「無菌」をテーマとしています。
まずは、「精密」な根管治療について、取り組みをご紹介します。
マイクロスコープの活用
歯科用マイクロスコープは、患部を高倍率で見ることのできる顕微鏡のことをいいます。
根管治療では、歯の内側にある『歯髄』を取り除くことになるのですが、この歯髄の形状は人によってさまざまで、かつ複雑な構造をしているため、かなり細かい部分まで注意を払って除去処置を行わなくてはなりません。マイクロスコープを使用することによって、肉眼では見えないような細かい部分の見落としをなくし、丁寧に、より正確な処置が行えるようになります。
マイクロスコープがどの程度拡大して見えるかを分かりやすくご確認いただくために、下の画像をご用意しました。左側は千円札を肉眼で見た時の写真です。図の中に赤く四角で囲われている部分をマイクロスコープで拡大すると、右の図のように見ることができます。
歯の内部という狭く小さな部分を漏らさずチェックするためには、肉眼だけではなく、マイクロスコープを活用したほうがいいということがご理解いただけるのではないでしょうか。
また、次の下の写真をご覧ください。
「左」の写真内、赤い丸で囲われている部分は病巣で、奥深くに黒い影が映りこんでいるのが見えると思います。
これは「根尖病巣」といい、虫歯による炎症が歯髄のさらに奥、歯を支えている顎の骨にまで到達している状態です。当院でマイクロスコープを利用した根管治療を行った結果、「右側」の写真のように、黒い影がなくなっているのが確認できます。
CT装置
歯や顎の状態を画像化して確認するために使われる機器には、「デンタルレントゲン」と「CT」があります。
デンタルレントゲンは2次元で撮影でき、CTは3次元で撮影が可能になります。
下に並べたものは、同じ患者さんに対して、デンタルレントゲンとCTを用いて検査を行った画像の比較です。赤く丸を付けている場所を確認してみてください。
CT画像(左)では黒い影(病巣)がはっきりと確認できます。一方、レントゲン画像(右)では、他の骨によって黒い影の部分が隠されてしまい、病巣が分かりにくくなっています。
このように、CTによる撮影を行うことで問題箇所の見落としが避けられます。問題箇所が発見できなければ、当然適切な治療も行えません。時間が経過し炎症が大きくなるほど、治療は難しく、また大掛かりなものにもなりますので、当院ではCTを活用して、患者さんの病状把握を行っています。
ニッケルチタンファイル
「ファイル」は根管治療には欠かせないアイテムであり、根管内部の清掃などの目的で使われます。
ファイルの素材には数種類ありますが、当院では『ニッケルチタンファイル』と呼ばれるものを利用しています。
ニッケルチタンファイルのメリットは、高い柔軟性です。先ほどもお伝えした通り、根管の内部は複雑で、柔軟性のないファイルを用いると、削る必要のある部分を削れなかったり、不要な部分まで削ってしまったりする可能性が高まります。
「無菌」状態で行う根管治療
根管治療における重要なもう1つのポイントは「無菌状態をいかに保つか」です。
当院ではラバーダムというものを用い、治療中の無菌状態を作ります。
取り組み「ラバーダム防湿」で唾液の侵入をブロック
「ラバーダム」は治療する歯以外を覆い、唾液が治療箇所に侵入するのを防ぐゴム製のシートです。ラバーダムを使用することによって、根管治療の成功率は90%まで高まるというデータもあります(ラバーダムを使わない治療では50%以下となってしまいます)。
アメリカやヨーロッパでは、このラバーダムを装着せずに治療をすると医師免許を取り上げられる規則があります。しかし、日本ではラバーダムを使用している歯科医院は100軒に1軒ほどしかないのが実情です。
取り組み根管内をキレイに洗浄・消毒する「EDTA」の利用
根管治療では、ヤスリのような器具で根管内の汚れを削っていきます。ヤスリでものを削ると細かい削りカスが出るのと同様に、根管治療でも歯質を削る際にカスが出ます。このカスにはたくさんの菌が存在していますので、除去しなければなりません。
一度治療して治ったと思っていた箇所が再発してしまう大きな原因は、この削りカスをしっかり除去できていないことにあります。この問題を解決するのが「EDTA」という薬剤です。専門的な話になりますので詳細は割愛させていただきますが、簡単にご説明すると、これらは、根管治療で生じた削りカスを溶かし、消毒することで根管内をクリーンな状態にし、病気の再発を防ぐものです。
取り組み殺菌作用と歯の組織再生効果のある「MTAセメント」
根管治療の最後の仕上げとして「根管充填」という工程があります。これは、歯の神経を取ったことにより空洞になった根管内を緊密に塞ぐ処置のことを指します。一般的には「ガッタパ―チャ」と呼ばれる、ゴムのようなもので隙間を塞ぐのですが、複雑な構造の根管内をこのガッタパ―チャでは完全には塞ぎきれないケースが多々あります。一方、当院が導入している「MTAセメント」では、根管内を隅々まで緊密に塞ぐことができ、かつ、殺菌作用及び強い接着性、歯の組織再生効果も兼ね備えているため、治療後の経過が非常に良好になります。
難しい症例では「外科処置」を行うこともあります
根管治療治療においても、通常の処置では対処しきれない「難症例」があります。
例えば下の図、左側のように、歯髄での炎症がすでに歯の根元まで進行してしまっており、歯を支える骨組織が激しく溶けてしまっているようなケースがあります。このような症例だと、通常の根管治療だけでは完治させるのが難しいため「歯根端切除術」を行います。
他院で抜歯が必要と言われた方でも、この治療によって歯を残せる可能性があります。ぜひ当院まで一度ご相談ください。
マイクロスコープを活用した「セカンドオピニオン」
当院ではマイクロスコープの「写真撮影機能」を利用したセカンドオピニオンを実施しています。
多くの方が、原因が分からないまま、何か月も、ケースによっては何年も根管治療を継続されています。
正直な話、「肉眼」での治療を続けている限り、根本的な原因が分かりませんので、その苦しみから解放される可能性は低く、最終的には抜歯の可能性が高まります。
可能な限り早い段階で、マイクロスコープ写真分析により根本的な原因を把握し、対策をすること。これが大切です。そのために当院ができることは全力でご協力いたします。
治療後の歯を、「美しく長持ち」させるための工夫
根管治療を行った後は、『コア』と呼ばれる支台を埋め、その上から被せ物をします。
当院では、このコアに『ファイバーコア』というものを使用することをお勧めしています。
ファイバーコアのメリット
コアには、主に「メタルコア」と「ファイバーコア」の2種類があります。ファイバーコアはメタルコアと比較し、「審美性」と「耐久性」が優れます。
高い審美性
左図が「ファイバーコア」、右図が保険適用の「金属コア(メタルコア)」です。コアの上に「被せ物」をしますが、コアの素材により光を当てた際の美しさが異なります。
どちらの方が綺麗に見えますか?もちろん左のファイバーコアですよね。
ファイバーコアはその性質上、光を透過しやすいのですが、金属コアは光を透過させませんのでどうしても影ができてしまい審美性が劣ります。
歯が破折する可能性が低い
メタルコアは金属のため、硬く丈夫です。しかし、歯にとっては硬すぎる素材であり、強い衝撃が加わった際には、歯が折れてしまう危険性があります。しかし、適度にしなるファイバーコアであればそのリスクは大幅に軽減されます。
コラム根管治療の「再治療」は成功率が大きく下がる
日本で行われている根管治療、特にマイクロスコープを使わずに行う治療の成功率は50%前後と言われてます。つまり、半分が失敗に終わっています。一度失敗した歯は、たとえ再治療をしても、成功率が大幅に下がるという統計が出ています。再治療での成功率は、保険診療の場合で20%ほど、自費治療では70%ほどです。そして、その再治療に失敗してしまうと多くが抜歯になってしまいます。
つまり、抜歯リスクを低減させるためには、いかに「最初の治療」を成功させるかにかかっています。もっと言うと、歯を残したいのであれば、最初からマイクロスコープやラバーダムなどを利用した治療を行うべきということです。この事実をもっと多くの皆さんに知っていただきたいと思っています。
う蝕治療・根管治療に関する説明
はまうらパーク歯科・矯正歯科ではう蝕の徹底除去・無菌的な根管治療を行っています。
治療のご予約にあたって以下の内容を予めご確認いただくようお願いいたします。
- う蝕を除去した結果、術前の診断よりう蝕が大きく、歯の神経(歯髄)が露出することがあります。
- 歯髄が露出した場合、う蝕治療の続きとして根管治療を行います。
- 過去に根管治療を行っていて、現在症状が発現している歯に対しては再根管治療を行います。
- 根管治療は、保険診療で行う方法と自由診療で行う方法があります。
- 原則としてラバーダムを使用しますが、失われた歯質が多い場合や開口量が少なく使用できない場合があります。
- 大臼歯の根管治療は保険診療に基づきCTを撮影します。前歯・小臼歯のCTを用いた治療は自由診療となります。
- 治療回数は一般的に8回程かかります。
- 根管治療で用いる器具は、予防策を遵守していても稀に根管内で折れることがあります。折れた場合除去を試みますが除去不可能な場合があります。通常念入りな消毒によって影響は出ませんが、折れた器具が原因で症状が現れる場合は抜歯を行います。
- 根管治療は、現在の学問的知識・材料・技術では成功率は100%ではありません。治療中、あるいは治療後の状況によっては抜歯を提案することがあります。
初診「個別」相談へのご案内
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。
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