ダイレクトボンディング 04 コンポジットレジン(CR)を用いたムシ歯治療 尼崎市 立花駅 はまうらパーク歯科・矯正歯科
2024年3月14日
ダイレクトボンディングを行なった症例です。
40代男性
検診を目的に来院されました。
当院では、強い痛み・腫れがあるなど緊急処置が必要な場合を除き、以下の項目を検査しています。
・パノラマレントゲン写真
・デンタルレントゲン写真(14枚法)
・歯周精密検査
・口腔内写真検査
今回デンタルレントゲン写真にて、過去の修復物の中で虫歯が生じていることが分かりました。
赤い部位に虫歯があります。
今回は左上4番目の虫歯治療を行いました。
元々は金属の材料で修復されています。
ご本人はいつ治療をされたか覚えていないとのことでした。
金属を除去してみると、内部で黒く接着剤の腐食や虫歯が見られます。
金属は一見変化が見られませんが、隣の歯と接する部位のあたりは接着剤が劣化したり、浮いたりすることによって二次う蝕と呼ばれる虫歯の再発が見られることが多いです。
一旦は全て腐食部位・う蝕部位を除去しました。
虫歯の除去を行なっても歯そのもの変色により虫歯が取り切れているか判断しにくいときがあります。
当院では取り残しがないように、『う蝕検知液(カリエスチェッカー)』と呼ばれる虫歯の部位だけが染まる染色液を用いています。
今回は、コンポジットレジンを用いた健康保険での直接修復を行いました。
治療時間:30分
主な使用材料:
コンポジットレジン(トクヤマデンタル;オムニクロマ:保険適用材料)
治療費:健康保険での診療報酬
※治療を行うにあたって以下のリスクや偶発症が生じる可能性があることを説明しております
- CRは吸水性があるため、経時的変化により変色が生じる可能性がある
- 処置後、咬合痛や自発痛などが生じる可能性があり、症状の改善が見込めない場合は抜髄に至ることがある
- 冷水痛が残存することがある
- 金属修復と比べ強度に劣るため、CRの破折が生じる可能性がある
- 想定よりもう蝕が大きく、歯髄症状が生じる可能性がある場合は一度歯髄保存療法を行い経過観察することがある